【最終66位(2109)】S21シングル使用構築 - ゼルネガモス
こんにちは。シーズン21お疲れ様でした。
今期はダイマなし禁伝1体までのルールだったので6世代対戦が好きなポケモン老害の血が騒ぎ、力を入れるシーズンとなりました。
最終日に辛うじて2100まで届いたため記事に残したいと思います。
読んでいただければ嬉しいです!
【結果】
本ロム:最高203x最終1817(1851位)
サブロム(TN c.c. :最高最終2109(66位)
最終日の朝6時に構築が固まり2050で止めていたサブロムを動かし始め、3回目の2100チャレをやっと運勝ちで拾いなんとか大台到達という感じでした。マッチングに依存する部分があったので対応範囲が広い構築を組みたいものです。。
【構築経緯】
(以下、コンパクトにするため常体)
禁伝という圧倒的に強い駒が1枠採用されるため、どの構築も(禁伝を選ぶ→禁伝にとって辛いメジャーな禁伝をメタる→禁伝にとって辛いメジャーな一般ポケをメタる→その他補完)のような思想で組まれていると想定し、相手のメタを裏で解決できる禁伝orあまりメタられていない禁伝をベースに構築を組もうと考えた。中盤までは前者の考えを採用し、ザシアンノラゴン+ボルトランド+ポリドランという並びで潜っていたがウオノラゴンへのメタが進み辛くなってきたため、後者の考えにスイッチすることに。メタが薄めだが強力な性能を持つジオコンゼルネ(環境中心のザシアンに弱くゼルネ自体が少ないため、ゼルネを切ってるパーティーが散見された)に注目し、苦手なザシアン入りに勝てる並びに仕上げた。
【個別紹介】
ゼルネ@ハーブ 控えめ調整
技構成:ムンフォ ジオコン 気合玉 身代わり
実数値:213(92)-×-129(108)-185(140↑)-119(4)-140(164)
調整意図:
・壁下で特化+1ザシアンの巨獣斬+石火耐え
・最速ノラゴン抜き
(・C11n-1で損してるからどこか8削ってCにした方がよさげ)
構築の軸。ジオコンを積まず対面的に動くことも想定し、素で火力の出るムンフォ/役割破壊の気合玉/コンセプトのジオコン/電磁波の誤魔化しを許さない身代わりの4つの構成で採用。10万やドレキも欲しい場面はあったが、現環境を考えるとこの4つの構成が勝てる相手が一番多い(はず)。
ガモス@カゴ 図太い調整
技構成:炎の舞 ギガドレ 蝶舞 眠る
実数値:191(244)-×-121(196↑)-156(4)-156(4)-128(60)
調整意図:
・+1でアゴ抜き(目安)
・陽気ザシの+1巨獣斬2耐えよりちょい硬いくらい
・B11n
ゼルネが通らない多くのポケモンに強い2枚目のエース。サブウェポンのギガドレはサイキネと選択だがレヒレが重かったためギガドレを選択。
最終日前日までは後出しウオノラゴンを許さないために珠さざめきガモスを使っていたが消耗が早すぎて対ザシアンが安定しなかったためHBガモスに変更した。これによりサイクル戦が可能になり、立ち回りに幅が増えたので正解だったように思う。
シーズン終盤に岩技採用のガブリアスやチョッキランドが増えて何回もわからされたのが涙。
ロンゲ@粘土 腕白調整
技構成:ソルクラ 挑発 両壁
実数値:202(252)-140-122(204↑)-×-102(52)-80
調整意図:
・壁下で特化+1ザシの巨獣斬
・特化眼鏡ダイナのヘドウェ耐え
普通の壁ロンゲ。途中までテンプレのイカサマで使っていたが、ミラーの打点になる点、重めのレヒレに抵抗できる点、そして何よりウーラオスへの打点となることを評価しウェポンをソルクラに変更した。環境のロンゲがすべてイカサマ採用だったためか読まれにくく、何匹かのウーラオスを葬れて強かった。
メタモン@襷 H252
技構成:変身
実数値:155(252)-×-×-×-×-×
嫌われがちなメタモン。壁による行動保障でスカーフを持たないことを正当化した。壁貼って相手のザシアンをコピーすると脇が甘いザシアン軸にeasy winできるのが高評価。
↑ここまでの4体が固定。残りの2枠を最後まで悩み続けながら回した。
カバ@ゴツメ 腕白HB252
技構成:地震 ステロ 欠伸 吹き飛ばし
実数値:215(252)-132-187(252↑)-×-93(4)-67
調整意図:ザシアンの前であわよくば2回動きたいので特化
壁だけでなく欠伸ループから積み展開を作れる強み、ヌケニンへの圧力、ザシアンに気持ち強めの起点作成枠として採用。終盤急増した水ウーラオスに対してカバのゴツメ+前述のロンゲのソルクラで無理矢理倒す、という動きをしたりゴツメダメが入ったザシアンをゼルネのジオコンで強硬突破したりとゴツメが良い味を出してくれた。
ノラゴン@鉢巻(砂かき) 陽気AS252
技構成:エラ噛み 逆鱗 ダイブ 寝言
実数値:165-142(252)-121(4)-×-100-139(252↑)
調整意図:ミラーや砂がなくても動きやすいように最速(火力不足だったので意地でよかった感がある)
相手のオーガやウオノラゴンに気持ち強い駒として採用。ゼルネとガモスが炎タイプやGヤドキングに打点を持たないため、そこにエラ噛みを通す動きをしていった。砂ターンの管理を間違えなければ非常に強いポケモンだった。
意地にするとゴツメに1回触れたH振りザシアンがエラ噛みで飛ぶので意地のほうが強いかもしれない。
他にも残飯ゴツメランド、ゴチルゼル、ラム剣舞ガブ、弱保バンギ、襷マンムーなど様々なポケモンを試したがシナジーを一番感じたカバノラゴンを最終日は信じた。
【選出】
(以下、再び敬体)
最終日までコロコロ変えながら潜っていたため機械的に選出を決めるまでには至れず、その場で投げれる3体を投げていました。ロンゲガモスゼルネが基本選出で、他にはロンゲガモスメタモン、メタモンロンゲガモス、カバノラゴンゼルネ、ゼルネカバノラゴン、などのパターンが多かった気がします。攻めよりの構築なので「誰を最終的に通すか?」というゲームプランを立てながら選出を決めるのが重要です。
【苦手】
・黒い霧ドヒド→ほぼ切っています。最終日2050~2100の間で2回引いて泣きながら降参しました。
・鉢巻水ウー→壁を無視してゼルネをがっつり削ってくるので辛かったです。この時だけドレインキッスが欲しくなります。
・タイプ受けサイクル→イベル、Gキング、ナットレイなど。壁貼ってゼルネアスで無理矢理ジオコンを複数回積む、カバでひっかきまわすなどでごまかしましたが非常に重いです。
・純正受けループ→ゼルネが小さくなるラッキーに気合玉を当てれば勝てますし外したら負けです。うまくウオノラゴンを通せることもありましたが基本的にはかなり不利で最終日朝8時ごろ2100チャレで当たってこちらも泣きながら降参しました。
ロンゲゼルネ以外がザシアンに有利なことから対ザシアン自体は意外に高い勝率を保て、上記の4つが苦しかったです。
中途半端に全対応せずマッチングに任せようと割り切ったのが最終的には功を奏したかなと思います。
【締め】
今月はたまたま仕事が忙しくなく、かつ面白いルールだったので久々にレート対戦に熱狂することができました。
改めて楽しい良い趣味だなぁと感じたので定期的に潜っていきたいです、ではまた!
【Special Thanks】
- 構築相談や普段の通話をともにしたスペレ塾メンバー
- 先にレートを上げゼルネを握ることへの疑念を払わせてくれたぎんなんさん
- 最終日本ロムが宇宙に飛んで行ったとき通話で「意識を一新するためにサブロムロムリセしてTN変えたら?」と提案してくれた林(とんこちゃん)→本当にメンタルリセットされ運負けにも萎えず最後の1時間まで潜り切って勝ち切れた、神